徒然なる日記

田舎在住。周りよりちょっとだけ楽しいことをしている大学生の見聞録。

【東京から名古屋】ヒッチハイクしたら、価値観も人生も変わらないけれど、飲み会のネタがひとつ増えた。

11月某日、東京から名古屋にヒッチハイクで帰ることになりました。

 

もともと他の用事で東京に来ていたのだけど、一緒に来ていたダチがこんなことを言ったのです。

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そんな適当な理由で2秒でヒッチハイクが決まりました。

 

持ち物は

・スケッチブック

・太めのペン

 

これだけ!!前日に本屋で購入しておきました。500円そこそこで買えます。

 

ヒッチハイク当日

当日の朝、僕はある動画のことばかり考えていました。

それがこちら。


【無一文】東京から愛知まで0円ヒッチハイク!!!

 

大学一年生の時にこの動画を見て「大学生のうちにヒッチハイクしたいなあ・・」と思ったのを今でも覚えています。

(ついに自分もやるのか・・成功するのかな・・)と思いながら朝の東京を歩きながらヒッチハイクの出発地に向かっていました。

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動画の中でも言っていた通り、出発地は言わずと知れたヒッチハイクの名所「用賀」

 

恥ずかしさもありながら、意を決してスタート・・!!

今回のルートは

「用賀IC→名古屋」

これ以上ないほどのざっくりルート。果たして2人はたどり着くのだろうか・・?

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9:00

 

「海老名SA」の文字を掲げ、運転手の顔を笑顔でガン見しまくりました。

しかし、無情にもみんな素通りで去っていく・・・

 

時々若い兄ちゃんが「頑張れ青年!!」とこっちへグッドポーズをしてくれるのが嬉しかったです、(でも乗せてくれんのかい!!)

 

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15分くらい経過した時、

(待てよ、もっといいやり方あるんじゃないか?)と思い、ポーズを変えてみたり、スケッチブックの文字を変えてみたり、車が止まりやすい場所に移動してみたり、自分が運転手だったらどうしたら一番拾いたくなるか考えまくってひたすらアピールしました。

 

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(ちなみに一番ガン見される文字はこれでした)

 

10:00

そうこうしているうちに、なんと拾ってもらいました!!!

時間にして1時間弱!!

 

優しいお父さんに送ってもらいながら、足柄SAまで送ってもらいました。

酸いも甘いも噛み分けたお父さんの話を聞きながら、高速道路をひた走りました。

こんなお父さんみたいになりたいなと思いました!

 

ヒッチハイクのコツは、

・いかに運転手さんに楽しんでもらうか

・運転手さんの求めている学生像を見せるか

です。

 

乗せる側からすれば、楽しくなかったら「わざわざ乗せてやったのにこのクソガキたちめ」ってなります。

乗せてもらう僕たち側からしても、無料で乗せてもらうわけなのでせめてもの恩返しで楽しい時間を過ごしてもらいたいものです。

 

でも僕は失敗してしまった。。

 

まあ、失敗したというよりもっと上手くできたな、という感じでした。

 

向こうに伝わりやすいように自分のことを伝えたり、話が途切れないように上手く話を繋いだり。。陸大がかなり助け舟だしてくれました。

次に乗せてくれる車では挽回しよう!!と決意して車を降りました。

 

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12:00

なんだかんだで足柄SAに到着!

仕切り直しで「浜松」の文字を掲げてSAを歩き回りました。

下道と違ってみんなの反応がかなり良いです。面白がって見てくれました。

 

歩くこと15分。。

 

なんと早速次の車に乗せてもらうことに!!!

 

次は宮城からの仕事帰りのワイルドなガテン系兄さん4人。

 

男6人で車内で大盛り上がりしました。実は愛知へ帰る途中だったそうで、浜松までかと思いきや、奇跡的に名古屋まで送ってもらえることに!!

 

最後に、運転手のお兄さんがこんなことを言っていました。

「いつもは仕事帰りで疲れてるからみんな寝ちゃうんだよね。2人が乗ってくれたからみんな面白がってくれたよ。みんな寝ることなく帰ってきたことは初めてだよ。」

 

最後の最後でとても嬉しい言葉をかけてくれました。

 

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16:30

というわけで到着!!

2人で乾杯してヒッチハイクは終わりました。

時間にして6時間半。まさかの高速バスよりも早いという結果に笑笑

 

ちなみに帰ったら速攻で寝ました。

昼寝のつもりだったのに18:00から翌朝7:00まで寝ました。

こんなに熟睡できるほど楽しかったです。

 

 

最後に

今回車に乗せてくれた皆さん、色々教えてくれたりだい、面白がって応援してくれた人たち、ありがとうございました!!

 

ヒッチハイクで乗せてくれる運転手の人はみんな親切な人ばかりでした。

正直今回はビギナーズラックも大きいと思います。

もしかしたら悪い人に捕まってしまうことも十分にあり得るので、ヒッチハイクは完全におすすめできるとは言い切れません。

 

でも、車を止めてもらったあの喜び、車内で盛り上がったあの楽しさ、目的地に到着したあの達成感を感じることができるのは、ヒッチハイクをした人にしかわかりません。

 

20歳のいま、高速バスと同じ時間で一生記憶に残る体験が出来ました。

 

正直、30歳になって同じことはできません。体力的にも、社会的にも、ハードルが高いんじゃないだろうか。

 

だからこそ時間と若さのある今しかできないだろうし、僕はやってよかったと思います!

 

こんな6時間ぽっちで価値観も人生も変わるわけではないけれど、飲み会で話せる鉄板ネタが一つ増えました。世の中、面白い鉄板ネタをいくつも持ってる者勝ちです。

 

もし10年後、街で車を運転しながらヒッチハイクをする学生を見つけたら、今度は自分の車に乗せて、自分のヒッチハイク体験談を話そっと。