徒然なる日記

田舎在住。周りよりちょっとだけ楽しいことをしている大学生の見聞録。

#90 果たして根性論には意味があったのか

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「気合いが足りん!!外走ってこい!!」

 

いかにも昭和の鬼教官が怒鳴りそうな決まり文句である。

中学校の時の部活の顧問の先生がまさしくそれであった。今のご時世でこんなこと言ったらパワハラだなんだと言って叩かれそうだ。

 

しかしあの当時はあれが普通だった。あの当時といっても5,6年前だけどね。当時、まあ部活ってこんなもんかという風に捉えていたから厳しさに対して特に疑問に思うことはなかった。

 

怒鳴られることは日常茶飯事であった。チームメイトが先生からの質問に対して20分黙ったままだったためにチーム全員でコートを200往復したこともある。(てかなんでアキラ20分も黙っとったねんふざけんな笑)練習試合の時に、連帯責任という名目で謎にビンタされたこともある笑
根性論というものは、基本的に理不尽だ。

 

あれから5,6年。今の自分から見たあの時を冷静に振り返って思うこと。それは、

 

あの経験あってまじで良かった。

 

「いやいや確かにあれパワハラやん。てかビンタとか体罰じゃね?」
まあそうだ。よくわからん理由で走らされたり叩かれたりは理不尽だと思っていた。走っている最中に「ふざけんなよあいつ走らせやがってこれに何の意味があるんだよ」とかブチ切れながら走っていた記憶がある。

僕は小学校の頃から10年くらいバスケットボールを続けているが、あんなに走らされたのは後にも先にもあの時くらいだ。

 

そんな中学校時代の僕は、あることを覚えた。
理不尽なことがあっても「まあ、そんな日もあるか。」とサラッと受け流せるようになったことだ。

さすがに何回も理不尽に怒られたりするとその理不尽さに慣れてくる。
だが思考停止になったというわけではない。試合中に言われた理不尽なことに「あなたの言うことは聞きません!!!!!!!!!」みたいなこと言いながら半泣きになったこともある。若かったな。笑笑

 

話を戻そう。
理不尽なことを割と冷静に受け止められるようになったのだ。しんどいなと思うような日でも、まあそういう日もあるさ、今日も頑張ろう。とけろっと気持ちを切り替えられるのだ。
「あ、これは理不尽だな聞き流そう」「今は自分が悪いから直さなきゃ」と冷静になれるようになった。強い語調で言われた時に悪い感情が高ぶらなくなったのだ。

 

だから今でも友達が
「本当に理不尽なことがあってさ!!本当に腹たつ!!」とかいっているのを見ると、腹たつなよ、、と思ってしまう。

この世の中には理不尽なことはたくさんある。自分は悪くないのに怒られる。頑張ったのに行きたい大学に行けない。心から好きな子とは付き合えない。一生懸命になっているのに嘲笑われる。
まあそんなもんか。と受け流せるともっと気持ちが楽になれるよね。

 

あの時、「根性だ!歯を食いしばれ!」と言われて、しんどいなと思いながらやっていたことこそが習慣になったのだ。
「多少きついけどちょっとは頑張るか。」みたいなね。

 

確かに反論はあると思う。

 

ただ、先人たちがあれだけ大切にしてきた「精神論」やら「根性論」やらには何かしらのイイモノがあったはずだ。そうじゃなければ誰も根性論を口にしない。

根性論に完全賛成!って訳ではないけど、根性は時代遅れだ!と100%否定するのはナンセンスだよね。

 

 

 

 

まあ僕がただのドMだという説もあります。